山形エクセレントデザイン2025受賞
「いいものはイイ」。そのたった一言に、こんなにも救われる日が来るなんて。
株式会社あおい 代表取締役 武藤秀由記です。
今日は、いつもの仕事の話というよりは、もう少し個人的な、胸の内にある「熱い想い」のようなものを、少しだけ聞いていただけないでしょうか。
実は先日、私たちがホームページを作らせていただいた「御用達職人が作るランドセル 藤田鞄店」さんが、『山形エクセレントデザイン2025』を受賞されました。(私も含めて)
他社になんと言われようと、WEBデザインの世界観を磨いてきて良かった
山形エクセレントデザイン2025 受賞ページ
https://www.yamagatanodesign.jp/yed/gallery/2025-6/
もちろん、最初にお電話頂いたときは「おめでとうございます!」という気持ちでいっぱいでした。
藤田鞄店さんのランドセルが素晴らしいのは、撮影で実物を手にしているのと、制作を通して嫌というほど(いい意味で、です)知っていましたから。
でも、受賞のお知らせをよく読んで、そして審査員の方のコメントを目にした瞬間、私はしばらく言葉が出ませんでした。
PCのモニターを見つめたまま、なんだかこう、胸の奥がギュッとなるような、そんな感覚に襲われました。
そこには、こんな言葉がありました。
『品の良いスタンダードを磨き続ける姿勢に脱帽。子ども目線を考えつくした温かさが商品からWEB 写真まで宿る。一目でわかる上質、いいものはイイ。』(審査委員:有井 氏)
余白が美しいデザイン
明確に分かりやすいアピールポイント
「子ども目線を考えつくした温かさが、WEB・写真まで宿る」 「いいものはイイ」
写真を綺麗に見せる配置
……まいりました。 こんな風に言っていただけるなんて、想像もしていませんでした。
正直に言いますね。 私たちWeb制作者って、どこかで自分のことを「黒子(くろこ)」だと思っているんです。主役はあくまで商品。Webサイトなんて、ただの情報の器に過ぎない。 「デザインが主張しちゃいけない」「主役を食っちゃいけない」 そんなことばかり考えて、モニターの向こう側にいる誰かに、本当に「温度」が伝わっているのかどうか、時々不安になる夜もあります。
しかしながら、私が足下にも及ばない、高名な審査員の方々は見てくれていました。
ランドセルという「モノ」だけでなく、それを伝えるための「写真」、そして「Webサイト」もひっくるめて、ひとつの「子ども目線の温かさ」として評価に値することを。
結果、ランドセルのみならず、WEBデザイナーの武藤秀由記も名を連ねることができました。
「いいものはイイ」 なんてシンプルで、強烈な言葉なんでしょう。 マーケティングだの、SEOだの、コンバージョンだの。そんな小難しい理屈を全部飛び越えて、スッとと腹に落ちました。
この賞を語るうえで、絶対に外せない人がいます。 仙台市在住 写真家の秋山大和さんです。
秋山大和(Yamato Akiyama)
https://yamato-akiyama.photography/
「一目でわかる上質」 この評価は、間違いなく秋山さんの写真があったからこそです。
撮影の日、秋山さんがファインダーを覗いている時の、あの背中。 ただランドセルを撮っているんじゃなくて、そのランドセルを背負う子供たちの未来とか、職人さんが込めた祈りみたいなものを撮っているようでした。 上がってきた写真を見たとき、私は思わず唸りました。「この空気感、どうやってWebに乗せよう?」って。 変な小細工をしたら、この写真が台無しになる。 だから、デザインするときはずっと必死でした。「伝われ、伝われ」って念じながら、余計な装飾を削ぎ落としていく作業。
それが、審査員の方に「品の良いスタンダードを磨き続ける姿勢」と言っていただけたこと。 奇をてらわず、真っ直ぐにやったことが、間違いじゃなかったんだと、背中をポンと叩かれた気がしました。
秋山大和氏のスチル
詳しくは 藤田鞄店 様 オフィシャルサイト をぜひご覧ください。
(春夏秋冬4度撮影しておりますので、ホームページ上も季節ごとに魅せる印象が変わります)
大切なお子様の色鮮やかな6年間のために最高の一品を贈る特別感と大きな信頼感を感じていただけるようなデザインに仕上げました。こちらのホームページを通して、一人でも多くのお子様が素敵なランドセルと出会っていただければ幸いです。
■藤田鞄店 様
URL:https://fujitakabanten.jp/
Web Design Aoi (ウエブデザインあおい)は、仙台市青葉区と東京都渋谷区に本拠地を置くホームページ制作会社です。ホームページ(WEBサイト)制作の知識がない方でも簡単にブログを更新して頂ける「WordPress(ワードプレス)」というブログシステムで制作しています。お客様自身に日記を書くように気軽にブログを更新して頂けます。このようなブログ更新システムやパソコン・スマホ・タブレットで最適な表示が可能なレスポンシブデザインも余程のことが無い限りスマホ・タブレット用の制作費を別途頂戴しておりません。
私共にホームページ制作をご相談されたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
写真は藤田鞄店様サイトのトップページ
藤田鞄店様 ホームページ https://fujitakabanten.jp/
改めてこのサイトを見返すと、そこにはフジタさんの実直なモノづくりと、秋山さんの優しい視線、そして私たちの「伝えたい」という想いが、全部混ざり合って溶け込んでいるように見えます。
Webサイトも、査定の範囲だったこと。 そして、私、武藤の名前まで作り手として挙げていただけたこと。 なんだかむず痒いような、でもやっぱり、どうしようもなく嬉しいです。
「いいものはイイ」 この言葉を、これからの仕事のお守りにしようと思います。 AIがどんなに進化しても、自動できれいなサイトが作れるようになっても、「温かさ」とか「子ども目線」なんていう、数値化できない空気を宿すことができるのは、やっぱり人間が泥臭く悩みながら作ったものだけなんじゃないか。 そんなことを、柄にもなく思ったりしています。
カバンのフジタ様、秋山さん、そしてこのプロジェクトに関わったすべての人たちとの「リレー」が、こうして一つの形になったこと、心から感謝します。
そして、こんな長くてとりとめもない文章を、最後まで読んでくださったあなたにも。 本当に、ありがとうございます。
これからも株式会社あおいは、カッコいいだけのサイトじゃなく、画面越しに体温が伝わるような、そんな「いいもの」を作り続けていきます。 どうぞ、見ていてください。
創業220年の「信頼感」を伝えるデザイン
創業220年という長い歴史の中、多くの人々から愛されてきた藤田鞄店様の信頼感を伝えられるよう、全体的に余白が美しくシンプルで洗練されたデザインに仕上げました。
下層ページではトップページと比較すると文字量が多くなっており、「なぜ頑丈なつくりになっているのか」「職人技だからこその繊細さ」など写真で見た商品により強く説得力を感じさせます。加えてイラストを添えることで、文章では分かりづらいランドセルの構造などを分かりやすく配置しています。
また、サイトを見る人の視線の動きも快適に流れるように心がけ、常にユーザー視点を考慮して取り組みました。
デザインの統一感は、機能的な見やすさ・分かりやすさはもちろんのこと、サイトを訪れる方の心を惹きつけ魅力的な雰囲気を作り出します。結果として、ユーザーの滞在率を高めることができ、SEO向上の役割も果たします。
余白が美しいデザイン
明確に分かりやすいアピールポイント
何度でも眺めたくなるアルバムのような美しい配置
写真を綺麗に見せる配置
写真を綺麗に見せることを第一に心がけ、ランドセルの色彩や自然光で反射された細部の質感まで、ランドセルの魅力を最大限に引き出す写真をふんだんに使用しました。
撮影では3人のモデルさんに登場してもらい、等身大の子供の生き生きとした笑顔が印象的な写真を並べました。
ランドセルと共に成長していくお子様の姿を、思い出のアルバムをめくって鮮明に想像できるような仕上がりになったのではないでしょうか。
緻密に描いたオリジナルイラストで独自の世界観
今回、弊社社員が手がけたオリジナルイラストを使用しています。
藤田鞄店様がこだわり抜いたランドセルの細部まで、イラストでは緻密な描画での表現が可能です。一筆ずつ絶妙なバランスで情報量を調整することで、場面に応じた適切な形で商品の魅力を引き出すことができます。
手描きならではの素朴な味わいもあり、これからランドセルを手にするお子様にも分かりやすく温かみを感じ取っていただけたら幸いです。
随所に配置したオリジナルイラスト

