AI記事がSEOに不利な5つの理由と、ちょっと怖い“読者離れ”の話
最近、本当にAIで記事を書く人が増えましたよね。
コラムを書いていると、「AIで書けば早いし楽なんじゃない?」って思うこと、私も正直あります。
でも、実際に使ってみると分かるんです。
“速く書ける”ことと、“ちゃんと読まれる”ことは全然別の話。
AI任せにすると、SEO的にも読者の印象的にも、思わぬ落とし穴があるんですよね。
今日は、そんな「AI記事がSEOに不利になる理由」を、SEOのプロ目線でまとめてみました。
1. どこかで見たような内容になってしまう
AIが書く文章って、きれいなんです。
でも、「あれ?これ他のサイトでも読んだ気がするな…」って思うこと、ありませんか?
AIは過去の情報をもとに文章を組み立てるので、どうしても似たような構成や言葉選びになります。
その結果、Googleから“重複コンテンツ”っぽく扱われることも。
私も試しにAIに書かせてみたことがありますが、
「うん、整ってる。でも私の四方山話っぽくないな」と感じました。
やっぱり自分の考えや体験が入ってないと、どこか味気ないんですよね。
2. 信頼性が伝わりにくい(E-E-A-Tの壁)
Googleは今、「誰が書いたか」「どんな経験をもとに書いたか」をすごく重視しています。
E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)ってやつですね。
AIはたしかに博識ですが、“経験したこと”はありません。
たとえば「コラムで月10万円稼ぐ方法」とAIが書いても、実際に稼いだ経験はないわけで…。
やっぱりそこに“生の信頼感”は出にくいです。
結局、「実際にやってみた人の話」が読みたいんですよね、みんな。
3. 読者の“知りたい本音”を掴みきれない
AIの文章って、ちゃんとしてるけど、どこか“温度が一定”なんです。
たとえば「SEO 記事 書き方」で検索する人の中には、
「どうすれば上位表示できるか知りたい人」もいれば、
「記事構成を覚えたい初心者」もいます。
AIはそこをうまく読み分けられない。
だから「どっちつかず」な内容になりがちなんです。
人間のライターって、読者の気持ちを想像しながら言葉を選ぶじゃないですか。
たとえば「こういうとき、私も悩みました」って共感を添えるだけで、読者の心にすっと入る。
AIには、まだその感覚がちょっと難しいのかもしれません。
4. 情報が古い or 浅いことがある
AIは基本的に“過去のデータ”をもとに書いています。
なので、新しいGoogleアップデートの話題とか、最近の業界トレンドには弱いです。
私も以前、AIが書いたSEO記事を読んだとき、
「うわ、これ2年前の話してる!」って驚いたことがあります。笑
一次情報(実際に調べたり、取材したりして得た情報)を出せないのも弱点です。
だから、AIの記事は“まとめサイト的”になりがちなんですよね。
5. きれいだけど、なんか冷たい文章になる
AIの文章って、本当に整ってます。
誤字脱字もほとんどないし、論理もキレイ。
でも、読み終わったあとに“何も残らない”ことが多いんですよね。
たぶん、感情のゆらぎがないから。
人が書く文章って、少しムラがあるんですよ。
急にフレンドリーになったり、ちょっと脱線したり。
でも、その「不完全さ」が文章に人間味を与えてる気がします。
AIの文章には、それがない。
だから、完璧だけど印象に残りにくいんです。
「AIで書いた」と気づかれたときの怖さ
読者って意外と鋭いです。
「あ、これAIっぽいな」ってすぐ分かる人もいます。
その瞬間、「このサイト大丈夫かな?」って思われてしまうことも。
特にコラムって、信頼関係が命ですよね。
“書き手の顔が見える安心感”があってこそ読まれるのに、AI記事だとそれが伝わらない。
結果的に、ページの滞在時間が短くなったり、リピーターが減ったり…。
数字の面でも影響が出てきそうですね。
人間さまにはばれてしまいそうですが、Googleさんのお手並み拝見といったところでしょうか。